【年金】知らないと損するもらい忘れ年金の話し

こんにちは!ダンディーすぎる社会保険労務士 曽我 浩です。

今日は「知らないと損する!もらい忘れ年金」についてお話します。

9月16日(月)は敬老の日でした。なんと、65歳以上の人口割合が29.30%にまで増えたそうです。

100歳以上にいたっては、10万人弱とのことです。

私の高校生時代、ちょうど東京オリンピック(1964年)の頃でしたが、100歳以上は全国で191人しかいませんでした。それが60年経ち、10万人にまで増えてしまったのです。日本の高齢化がいかに激しいかということがお分かりいただけると思います。圧倒的に長生きするのは女性です。女性の皆さんは、長寿についてもっと関心をお持ちいただくと良いですね。

宙に浮いた年金

「宙に浮いた年金」というものをご存じですか?

正しくは、年金記録問題といいます。平成19年、年金手帳などに記載されている基礎年金番号に統合されていない記録(持ち主不明の年金記録)約5,095万件の存在が明らかになりました。

この記録は、平成9年にそれまでそれぞれの公的年金制度ごとに異なる番号で管理していた年金記録を基礎年金番号に統合した際に、様々な理由により古い番号のままで残っていた記録でした。

また、この他、紙台帳等で管理していた年金記録をコンピュータに転記する際に、正確に転記されていないケースなども見つかっています。

そのため、本来はもらえるはずの年金をもらえていない。本人もそのことに気が付いていない。まさに「もらい忘れ年金」なのです。

日本年金機構がさまざまな取り組みを行った結果、令和6年3月時点で1713万件まで減りました。

https://www.nenkin.go.jp/service/nenkinkiroku/torikumi/sonota/kini-cam/20150601-05.html 【参照:日本年金機構】

●もらい忘れの原因はこれだ!

これまでに記録が解明された際の具体的な事例を分析していくと、年金記録に「もれ」や「誤り」がある発生する決まったパターンがあることがわかりました。

このうち「退職後、結婚し姓が変わった」、「いろいろな名前の読み方がある」、「転職のたびに年金手帳が発行された」に該当する事例が全体の約9割を占めています。

そうして年金記録をつなげると、例えば今までの年金額が98万円(年間)→234万円にまで増えたというケースもあり、生活に及ぼす影響は計り知れないものです。

知らないばかりに損している方がとにかく多くいらっしゃいます。年金は、自分で関心を持って調べなければそれっきりです。早めの手続きをお勧めします。

https://www.nenkin.go.jp/service/nenkinkiroku/torikumi/sonota/kini-cam/20150601-05.files/0000009880OnzusK6XWO.pdf 【参照:日本年金機構(記録のもれが多く発見されるパターン)】

社会保険労務士法人 曽我事務所
社会保険労務士 曽我 浩
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